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UPDFとは?評価・安全性や使い方について
UPDFは、中国のソフトウェア開発企業「Superace Software Technology Co., Ltd.」が運営しているPDF編集ソフトです。
アカウント1つでWindowsやMac、iOSやAndroidなどさまざまなデバイスに対応できるマルチプラットフォームで、OSごとの購入が不要です。
登録ユーザー数は12万人以上にのぼり、閲覧や編集、バッチ処理や電子署名など重要な機能の使用感に重点を置いているソフトです。
UPDFとは?
UPDFは、一部無料で利用できる有料のPDF編集ソフトです。
以下の種類があります。
- デスクトップ版
- アプリ版
デスクトップ版はWindows/Mac、アプリ版はiPhone/Androidに対応しています。
アカウント登録をすれば有料版の機能をすべて無料で試すことができますが、PDFファイルを保存すると透かしが入ります。
そのため、実用性はなくあくまで有料版購入を検討するためのお試しという位置づけですが、機能や操作確認をするには十分といえます。
詳細情報
ソフト名: UPDF
開発会社名: Superace Software Technology Co., Ltd.
所在地: 中国
日本語: 〇
他言語: 英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、オランダ語、ロシア語、スペイン語、韓国語、中国語
オフライン: 〇
Windowsソフト: 〇
Macソフト: 〇
iPadアプリ: 〇
iPhoneアプリ: 〇
Androidアプリ: 〇
オンライン: ×
Windowsブラウザ: ×
Macブラウザ: ×
iPadブラウザ: ×
iPhoneブラウザ: ×
Androidブラウザ: ×
Google Chrome拡張: ×
機能一覧
以下は、UPDFの主な機能をまとめた表です。
機能 | UPDF |
---|---|
結合 | 〇 |
並べ替え | 〇 |
圧縮 | 〇 |
ページの一部削除 | 〇 |
変換 | 〇 |
回転 | 〇 |
画像へ注釈の追加 | × |
透かし | 〇 |
分割/抽出 | 〇 |
パスワード設定 | 〇 |
結合、圧縮、ページの一部削除など、PDFの操作として必要なさまざまな機能が利用可能です。
編集機能ではテキストの追加や削除、テキストのサイズ/フォント/色などを変更できます。
また、ゲーム用のレンダリングエンジンをファイル処理に活用しているため、処理効率の高さが特長です。
OCR機能(光学文字認識)やPDF/Aへの変換もできます。
デスクトップ版の操作画面は日本語に対応しており、直感的な操作が可能なシンプルなデザインになっています。
デスクトップ版でアカウント登録をしないまま使用すると、上記のポップアップが頻出します。
アカウント登録はクレジットカードなどの登録は不要で、メールアドレス(またはGoogleアカウント/Apple IDでのログイン)のみで登録できます。
また、クラウドストレージの利用や変換/OCR機能の試用などもできるようになります。
UPDFのアプリには、iOS版とAndroid版があります。
機能はデスクトップ版とほとんど同じですが、カメラで撮影した画像から直接PDFを作成したり、PDFの読み上げ機能はアプリ版のみで使えます。
価格(プラン)や有料版について
UPDFには無料版と有料版があり、以下の表は料金や機能を比較したものです。
機能 | 無料版 | 有料版 |
---|---|---|
料金 | 無料 | ・4,400円/年 ・7,000円/買い切り |
結合/圧縮 | 〇 | 〇 |
透かしなしでの利用 | × | 〇 |
クラウドストレージ | 1GB | 10GB |
ファイルサイズ | 10MBまで | 2GBまで |
変換 | 2ファイル/日 | 無制限 |
バッチ処理 | 1度に2ファイル | 無制限 |
無料版はアカウント登録をしなくても利用できますが、クラウドストレージや有料版のすべての機能を利用するにはアカウント登録が必要です。
アカウントはメールアドレス(またはGoogleアカウント/Apple IDでのログイン)のみで登録でき、クレジットカードなどの登録も不要です。
無料版/有料版ともに、1つのアカウントでWindows/Mac/iOS/Android計4つのデバイスで利用できます。
有料版はいずれも30日間の返金保証があり、サブスクリプションと買い切りで異なる点は、サブスクリプションのみ無料アップグレードが行えます。
なお、有料版には企業向けの複数ユーザープランもあり、人数などに合わせて料金がカスタムされます。
無料ではできないこと
UPDFの無料版では以下のことができません。
- 透かしなしでの保存
- 1日3回以上の変換
- 1度に3ファイル以上のバッチ処理(結合/変換/印刷など)
- OCR後のファイル保存
- 透かしや背景などのテンプレートを2つ以上使用
なお、変換機能やOCRの試用は、無料のアカウント登録が必要です。
無料版でファイルを保存すると、左上にウォーターマーク(透かし)が入ってしまうため実用性はほぼ皆無です。
ただし、購入を検討している場合は無料版で機能や操作確認をするには十分といえます。
評価・レビュー
安全性
UPDF公式サイトのプライバシーポリシーには、セキュリティに関して以下の記載があります。
- 個人データの紛失や誤用、改ざんから保護するため、物理的/技術的なセキュリティ対策などの合理的な予防措置を講じる
- 送信中および受信後のデータ保護のため、一般的な業界標準(保存中および転送中の暗号化/アクセス制御ポリシーなど)に従っている
- EU一般データ保護規則(GDPR)を遵守する
違反すると多額の制裁金が課されるなど厳格なルールが設定されている「GDPR」に対応していると明記されているため、安全性に関しては信頼できます。
また、インストール時に上記のポップアップが表示される場合があります。
UPDFは、クラウド上で選択した他のユーザーとドキュメントを共有/共同編集できるコラボレーション機能を提供しています。
ユーザーはUPDFアカウントを通じて権限を設定したり、アクセスを取り消すことができます。
おそらく、上記の共有機能のため「ネットワークへのアクセス許可」に関するポップアップが表示されると推測されます。
お使いのデバイスが「プライベートネットワーク」の設定であれば「キャンセル」を選択してもアプリの共有機能は使用できます。
共有機能のセキュリティについては「多層暗号化テクノロジーでドキュメントを保護」すると公式サイトには明記されていますが、ご不安な方や共有機能を使用する予定のない方は「キャンセル」を選択しましょう。
アプリ版
UPDFには、iOS版とAndroid版のアプリがあります。
無料版を使用するにはいずれもアカウント登録が必須となり、保存時には透かしが入ります。
そのため、PDFビューアーとしての利用や、有料版購入を検討するためのお試しという位置づけです。
アプリ版では、以下のような機能が使用可能です。
- 結合/圧縮
- 回転/抽出
- ページの挿入
- パスワード設定
- テキストやスタンプ、署名の追加
iOS
iOS版のアプリはApp Storeからダウンロードできます。
iPadでも利用可能です。
iOSの無料版を利用するには、アカウント登録が必須となります。
また、無料版は以下の制限があります。
- 透かしありでの保存
- 写真スキャンは5枚まで
- アプリ内に保存できるのは10ファイルまで
- UPDFクラウドは1GBまで
- アップロードできるファイルサイズは10MBまで/1ファイル
Android
Android版のアプリはGoogle Playからダウンロードできます。
Androidの無料版を利用するには、アカウント登録が必須となります。
また、無料版は以下の制限があります。
- 透かしありでの保存
- ページの抽出/挿入は1回ずつのみ
- UPDFクラウドは3.1GBまで
- アップロードできるファイルサイズは10MBまで/1ファイル
- スタンプ機能は利用できない
UPDFのダウンロード方法
UPDFのダウンロードやインストールの方法については、以下の記事でご紹介しています。
アンインストール方法についてもご説明していますので、参考にしてください。
UPDFの使い方
問題は解決できましたか?
記事を読んでも問題が解決できなかった場合は、無料でAIに質問することができます。回答の精度は高めなので試してみましょう。
- 質問例1
- PDFを結合する方法を教えて
- 質問例2
- iLovePDFでできることを教えて
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