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コマンドラインでPDFを結合するフリーソフト3選

コマンドラインでPDFを結合するフリーソフトを3つご紹介します。

コマンドラインとは、マウスを使わずにキーボードで文字を入力してコンピューターに指示を出す方法のことです。

Windowsでは「コマンドプロンプト」、MacやLinuxでは「ターミナル」というシステムツールを使って操作します。

PDFtkの基本情報

PDFtk

PDFtk

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    PDFtkを使ってコマンドラインでPDFを結合する方法

    PDFtkを使ってコマンドラインでPDFを結合する方法をご紹介します。

    PDFtkはアメリカ合衆国のPDF Labsが提供するPDF編集ソフトです。デスクトップ版とコマンドライン版を提供しています。

    PDFtkで結合を実行するコマンドラインは、以下のとおりです。

    pdftk [input1.pdf] [input2.pdf] [cat] [output] [output.pdf]
    項目 内容
    pdftk 「pdftk.exe」を呼び出します
    input1.pdf 入力ファイルです
    結合する1つ目のファイル名を指定します
    input2.pdf 入力ファイルです
    結合する2つ目のファイル名を指定します
    cat ファイルの結合を実行します
    output 出力コマンドです
    出力ファイルの前に指定します
    output.pdf 出力ファイルです
    任意のファイル名を指定します

    今回はWindows 11を使って、コマンドライン版のPDFtkでPDFを結合する方法をご紹介します。

    コマンド プロンプトを起動する

    コマンド プロンプトを起動します。

    まず、結合したいPDFが格納されている場所をcdコマンドで指定します。

    「cd "C:\Users\ユーザー名\Downloads\結合するPDF"」を入力し、Enterを押します

    PDFtkのコマンドラインで結合する

    次に、コマンドラインで結合します。

    「pdftk 11月カレンダー.pdf 12月カレンダー.pdf cat output 結合済み.pdf」を入力し、Enterを押します

    なお、ファイルは結合したい順序で入力してください。

    結合できたか確認する

    PDFが結合できました。

    PDFが格納されていた場所に出力されるので、フォルダ(例:結合するPDF)を選択します。

    ファイルを開く

    結合したファイルが保存されているので、ダブルクリックで開きます。

    PDFtkのコマンドラインで結合できた

    結合したPDFが開けば、正しく結合できています。

    Popplerの基本情報

    Poppler

    Poppler

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      Popplerを使ってコマンドラインでPDFを結合する方法

      Popplerを使ってコマンドラインでPDFを結合する方法をご紹介します。

      PopplerはフリーのPDFコマンドラインツールです。Windowsのほか、MacやLinuxなど多様なOSに対応しています。

      Popplerで結合を実行するコマンドラインは、以下のとおりです。

      pdfunite [input1.pdf] [input2.pdf] [output.pdf]
      項目 内容
      pdfunite 「pdfunite.exe」を呼び出します
      環境変数にPATHを通していない場合、pdfunite.exeのパスを指定します
      input1.pdf 入力ファイルです
      結合する1つ目のファイル名を指定します
      input2.pdf 入力ファイルです
      結合する2つ目のファイル名を指定します
      output.pdf 出力ファイルです
      任意のファイル名を指定します

      今回はWindows 11を使って、PDFを結合する方法をご紹介します。

      コマンド プロンプトを起動する

      コマンド プロンプトを起動します。

      まず、結合したいPDFが格納されている場所をcdコマンドで指定します。

      「cd "C:\Users\ユーザー名\Downloads\結合するPDF"」を入力し、Enterを押します

      Popplerのコマンドラインで結合する

      次に、コマンドラインで結合します。

      「pdfunite 11calendar.pdf 12calendar.pdf 結合済み2.pdf」を入力し、Enterを押します

      ただし、結合するPDFのファイル名に半角英数字以外が含まれているとエラーになってしまいます。

      結合できたか確認

      PDFが結合できました。

      PDFが格納されていた場所に出力されるので、フォルダ(例:結合するPDF)を選択します。

      結合したファイルを開く

      結合したファイルをGoogle Chromeで開くと見やすくなります。

      ①ファイル上で右クリックし、②「プログラムから開く」、③「Google Chrome」の順に選択します。

      Popplerのコマンドラインで結合できた

      結合したPDFが開けば、正しく結合できています。

      QPDFの基本情報

      QPDF

      QPDF

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        QPDFを使ってコマンドラインでPDFを結合する方法

        QPDFを使ってコマンドラインでPDFを結合する方法をご紹介します。

        QPDFは完全無料で提供されているPDFコマンドラインツールです。Windowsのほか、Macにも対応しています。

        QPDFで結合を実行するコマンドラインは、以下のとおりです。

        qpdf [base.pdfまたは--empty] [--pages] [input1.pdf] [input2.pdf] [--] [output.pdf]
        項目 内容
        qpdf 「qpdf.exe」を呼び出します
        環境変数にPATHを通していない場合、qpdf.exeのパスを指定します
        base.pdf 結合したPDFのプロパティのベースとなるファイルを指定します
        --empty 空のPDFを作成します
        --pages ファイルの分割、結合、照合などの操作を実行します
        [--]で終了します
        input1.pdf 入力ファイルです
        結合する1つ目のファイル名を指定します
        input2.pdf 入力ファイルです
        結合する2つ目のファイル名を指定します
        output.pdf 出力ファイルです
        任意のファイル名を指定します

        今回はWindows 11を使って、PDFを結合する方法をご紹介します。

        コマンド プロンプトを起動する

        コマンド プロンプトを起動します。

        まず、結合したいPDFが格納されている場所をcdコマンドで指定します。

        「cd "C:\Users\ユーザー名\Downloads\結合するPDF"」を入力し、Enterを押します

        QPDFのコマンドラインで結合する

        次に、コマンドラインで結合します。

        「qpdf --empty --pages 11月カレンダー.pdf 12月カレンダー.pdf -- 結合済み3.pdf」を入力し、Enterを押します

        なお、必ず半角スペースで区切って入力してください。

        結合できたか確認する

        PDFが結合できました。

        PDFが格納されていた場所に出力されるので、フォルダ(例:結合するPDF)を選択します。

        結合したPDFを開く

        結合したファイルが保存されているので、ダブルクリックで開きます。

        QPDFのコマンドラインで結合できた

        結合したPDFが開けば、正しく結合できています。