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PDFにタイムスタンプが押せる無料ソフト2選
タイムスタンプとは、PDFが存在した日時を記録する技術で、その時刻以降内容を改ざんしていないことを証明する用途で使われます。
そこで今回は、タイムスタンプを無料でPDFに付与できる無料のソフトを2つ紹介します。
情報の信頼性をより高めるためにも、重要な文書にはタイムスタンプを設定しておきましょう。
PDF-XChange Editorの基本情報
![PDF-XChange Editor](https://free-method.co.jp/wp-content/uploads/pdf-xchange-editor-logo.png)
PDF-XChange Editor
日本語: 〇
オンライン(インストール不要): ×
オフライン(インストール型): 〇
PDF-XChange EditorでPDFにタイムスタンプを押す方法
PDF-XChange Editorとは、サイトの専用フォームから申し込みをすることで使用できる多機能なPDFエディタです。
一部の機能は有料版限定となりますが、タイムスタンプ機能は無料で何度でも使用できます。
詳しい使い方は以下の通りです。
![開くを選択する](https://free-method.co.jp/wp-content/uploads/free-pdf-timestamp1.png)
PDF-XChange Editorを起動し、「開く」を選択します。
![PDFを選択する](https://free-method.co.jp/wp-content/uploads/free-pdf-timestamp2.png)
「ファイルを開く」ダイアログボックスが表示されます。
①タイムスタンプを設定したいPDF(例:データ1.pdf)を選択し、②「開く」ボタンを押します。
![タイムスタンプを選択する](https://free-method.co.jp/wp-content/uploads/free-pdf-timestamp3.png)
①「保護」タブ、②「タイムスタンプ」の順に選択します。
![サーバーを指定する](https://free-method.co.jp/wp-content/uploads/free-pdf-timestamp4.png)
「タイムスタンプサーバー」ダイアログボックスが表示されます。
①タイムスタンプのサーバーURL(例:http://ts.ssl.com)を入力します。「http://ts.ssl.com」は、タイムスタンプを取得するためのサーバーに付与されたURLのうちの1つです。
②「OK」ボタンを押します。
![保存する](https://free-method.co.jp/wp-content/uploads/free-pdf-timestamp5.png)
「名前を付けてファイルを保存」ダイアログボックスが表示されます。
①任意のファイル名(例:データ1(編集済))を入力し、②「保存」ボタンを押します。
![タイムスタンプを設定できた](https://free-method.co.jp/wp-content/uploads/free-pdf-timestamp6.png)
「すべての署名が有効です」と表示されたら、タイムスタンプの設定は完了です。
Adobe Acrobat Readerの基本情報
![Adobe Acrobat Reader](https://free-method.co.jp/wp-content/uploads/adobe-acrobat-reader-logo.png)
Adobe Acrobat Reader
日本語: 〇
オンライン(インストール不要): 〇
オフライン(インストール型): 〇
Adobe Acrobat ReaderでPDFにタイムスタンプを押す方法
Adobe Acrobat Readerとは、Adobeが提供するPDFビューアです。
PDFの閲覧、印刷、署名ができ、タイムスタンプ機能は無料で何度でも使用可能です。操作も簡単ですので初心者の方でも安心です。
詳しい使い方は以下の通りです。
![開くを選択する](https://free-method.co.jp/wp-content/uploads/free-pdf-timestamp7.png)
Adobe Acrobat Readerを起動し、①「メニュー」、②「開く」の順に選択します。
![PDFを選択する](https://free-method.co.jp/wp-content/uploads/free-pdf-timestamp8.png)
「開く」ダイアログボックスが表示されます。
①タイムスタンプを設定したいPDF(例:データ1.pdf)を選択し、②「開く」ボタンを押します。
![環境設定を選択する](https://free-method.co.jp/wp-content/uploads/free-pdf-timestamp9.png)
①「メニュー」、②「環境設定」の順に選択します。
![詳細ボタンを押す](https://free-method.co.jp/wp-content/uploads/free-pdf-timestamp10.png)
「環境設定」ダイアログボックスが表示されます。
①「署名」を選択し、②タイムスタンプサーバーを設定の横にある「詳細」ボタンを押します。
![新規タブを選択する](https://free-method.co.jp/wp-content/uploads/free-pdf-timestamp11.png)
「サーバー設定」ダイアログボックスが表示されます。
画面左側にある「+」タブを選択します。
![タイムスタンプのサーバーを指定する](https://free-method.co.jp/wp-content/uploads/free-pdf-timestamp12.png)
「新しいタイムスタンプサーバー」ダイアログボックスが表示されます。
①任意のサーバー名(例:ssl.com)、②サーバーのURL(例:http://ts.ssl.com)をそれぞれ入力します。
「http://ts.ssl.com」は、タイムスタンプを取得するためのサーバーに付与されたURLのうちの1つです。
入力できたら、③「OK」ボタンを押します。
![デフォルト設定タブを設定する](https://free-method.co.jp/wp-content/uploads/free-pdf-timestamp13.png)
「デフォルトに設定」タブを選択します。
![OKボタンを押す](https://free-method.co.jp/wp-content/uploads/free-pdf-timestamp14.png)
「Acrobatのセキュリティ」ダイアログボックスが表示されます。
先ほど入力したサーバーがデフォルトの設定になるという内容が記されています。確認できたら、「OK」ボタンを押します。
![証明書を使用を選択する](https://free-method.co.jp/wp-content/uploads/free-pdf-timestamp15.png)
①「すべてのツール」タブ、②「証明書を使用」の順に選択します。
![タイムスタンプを選択する](https://free-method.co.jp/wp-content/uploads/free-pdf-timestamp16.png)
「タイムスタンプ」を選択します。
![保存する](https://free-method.co.jp/wp-content/uploads/free-pdf-timestamp17.png)
「名前を付けて保存」ダイアログボックスが表示されます。
①任意のファイル名(例:データ1(編集済))を入力し、②「保存」ボタンを押します。
![許可ボタンを押す](https://free-method.co.jp/wp-content/uploads/free-pdf-timestamp18.png)
「セキュリティ警告」ダイアログボックスが表示されます。
先ほど入力したタイムスタンプのサーバーに接続しようとしていることが記されています。問題なければ「許可」ボタンを押します。
![タイムスタンプの設定ができた](https://free-method.co.jp/wp-content/uploads/free-pdf-timestamp19.png)
以上でタイムスタンプの設定は完了しました。
画面右側の「署名の検証ステータス」を選択すると、タイムスタンプの詳細や、その他の署名の詳細を確認できます。