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CubePDFとは?評価・安全性や使い方について
CubePDFは、株式会社キューブ・ソフトが開発・提供を行っている無料PDF変換ソフトです。
仮想プリンター形式のソフトで、各アプリの印刷画面から呼び出して使用します。つまり「印刷機能」がついているアプリであれば、どのようなアプリのデータでもPDFに変換可能です。
CubePDFでできることや安全性、対応しているデバイス、対応言語などを詳しく解説しています。
CubePDFとは?
CubePDFとは、無料で使える仮想プリンター形式のPDF変換ソフトです。
「仮想プリンター」とは実際のプリンターではなく、パソコンの中だけに存在してプリンターと同じように使えるソフトを指します。
CubePDFも仮想プリンターなので例えば、WordなどのOfficeアプリはもちろん、CADなどの一般的なPDF変換ソフトには適応しない拡張子を持つようなソフトであっても「印刷」の機能があればそのままPDFにできます。
また、CubePDFはMacやLinuxでは使えません。MacでPDFを変換したい場合は、iLovePDF、もしくはPDFエレメントがおすすめです。
詳細情報
ソフト名: CubePDF
開発会社名: 株式会社キューブ・ソフト(CubeSoft, Inc.)
所在地: 日本
日本語: 〇
他言語: 英語 ドイツ語
オフライン: 〇
Windowsソフト: 〇
Macソフト: ×
iPadアプリ: ×
iPhoneアプリ: ×
Androidアプリ: ×
オンライン: ×
Windowsブラウザ: ×
Macブラウザ: ×
iPadブラウザ: ×
iPhoneブラウザ: ×
Androidブラウザ: ×
Google Chrome拡張: ×
機能一覧
以下の表は、CubePDFで使える機能の一例です。
項目 | CubePDF |
---|---|
変換 | ◯(Officeソフトなどで開いたファイル) |
写真や画像とPDFの結合 | × |
ページの一部抽出 | × |
パスワード保護 | ◯ |
ページの向きの変更 | ◯ |
印刷やコピー操作の禁止設定 | ◯ |
署名 | × |
CubePDFには、ページの一部抽出や署名などの高度な機能はありません。その分、ソフトの容量が小さく動作が軽いため、処理がスピーディーです。
また、仮想プリンター形式なので印刷機能がついたすべてのアプリのデータをPDFに変換できるのが特徴です。
一般的なPDF変換ソフトでは対応していない拡張子を持つソフト、例えばCADなどのファイルもPDFにできます。
また、以下のような「PDFファイルの操作」に関する禁止事項を個別に設定できます。
- 印刷
- テキストや画像のコピー
- ページの挿入、回転、削除
- アクセシビリティのための内容の抽出
- PDF内のフォームへの入力
- 注釈の追加、編集
「アクセシビリティのための内容の抽出」とは、例えば「読み上げ機能」などでPDFの内容を音声として読み上げる際などにファイル内容を文字や文章として認識することを指します。
また、文書を以下の拡張子で画像に変換することも可能です。
- JPEG
- BMP
- PNG
- TIFF
- PS
- EPS
価格(プラン)や有料版について
CubePDFは、個人利用に限りすべての機能を無料で使用できます。
有料版は組織・法人のみが利用可能で、年払い110,000 円(税込)で以下のようなサポートが受けられます。
- 広告なし
- トラブルなどに対するメールサポート
- インストール台数の制限なし
他社の平均的なビジネスプランと比較すると下記のようになります。
CubePDF | A社 | |
---|---|---|
年払いでの料金(税込) | 110,000円 | 28,564円 |
ライセンス | 制限なし(同一組織内に限り何台でも可能) | PC1台ごと |
機能 | PDFの結合、抽出、サポートなど | PDF編集、サポートなど |
ライセンスとは簡単にいうと「ソフトを利用できる権利」を指します。
通常は表内のA社のように「PC1台につき1ライセンス」が一般的ですが、CubePDFは同一組織内であれば制限なしで何台でもインストール可能です。
従業員数の多い企業であればあるほど、1台あたりがお得に利用できるようになっています。
無料ではできないこと
無料版では、広告がないインストーラーをダウンロードすることはできません。
そのため、CubePDFを利用する場合はインストールの段階で「CubeWidget」や「E START アプリ」という情報配信アプリをCubePDFと一緒にダウンロードする必要があります(2023年11月現在)。
こうした「抱き合わせでインストールするソフト」は、広告料から開発資金などを得る目的のために同梱されています。そのためCubePDFは無料で使えます。
ただしダウンロードは必須ではなく、インストールの段階でダウンロードするかどうかを選択できます。
また無料版ではトラブルなどに対するメールサポートを受けることはできません。
評価・レビュー
安全性
CubePDFはインストールして利用するソフトであるため、オフラインで利用できます。
PDF変換サイトと異なりファイルをネットワーク上にアップロードする必要がありません。
そのため「ファイルの情報が読み取られてしまう」などの危険性が低いので、情報漏洩のリスクを最小限に抑えられます。
また、CubePDFをインストールすると「CubeWidget」などの情報配信アプリが抱き合わせソフト(バンドルウェア)として一緒にダウンロードされます。
悪質なフリーソフトの場合は必要のない抱き合わせソフトを自動的にインストールされてしまいますが、CubePDFの場合、インストールするかどうかを選択できます。
公式サイトにも抱き合わせソフトの方針について、バンドルウェアの方針のページに丁寧に記載されています。
悪質なソフトなどをインストールさせる意図はないことが読み取れるため、抱き合わせソフトをインストールしたことによるウイルスへの感染などの可能性は低いです。
CubePDFのダウンロード方法
CubePDFのダウンロードやインストールの方法については、以下の記事でご紹介しています。
アンインストール方法についてもご説明していますので、参考にしてください。
CubePDFの使い方
問題は解決できましたか?
記事を読んでも問題が解決できなかった場合は、無料でAIに質問することができます。回答の精度は高めなので試してみましょう。
- 質問例1
- PDFを結合する方法を教えて
- 質問例2
- iLovePDFでできることを教えて
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