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Macでショートカットが使えない場合
Macではショートカットキーを変更したり新たに作成したりすることができます。
この記事では、Macでショートカットが使えない場合の対処法をご紹介します。
ショートカットキーを押してもMacを操作できない等の不具合でお困りの方は、対処法を一つ一つ試してみてください。
Macでショートカットが使えない場合
Macでショートカットキーが使えない場合の対処法をご紹介します。
競合しているショートカットキーを変更する
ショートカットキーが使えない場合、複数の操作のショートカットキーが競合している可能性があります。
上の画像では赤い矢印で示したように別の操作に同じショートカットキーが割り当てられているため、黄色い警告マークが表示されています。
警告マークが出ている場合は、以下の手順でショートカットキーを変更しましょう。
競合しているショートカットキーのうちの、どちらかのショートカットキーが表示されている部分をダブルクリックします。
すると、新たにショートカットキーを設定できる状態になるため実際にキーボードを押してショートカットキーを設定しましょう。
今回はF11を設定しました。
再度警告マークが出てしまった場合は、また他の操作と競合しないように気をつけながらショートカットキーを設定しましょう。
ファンクションキーを押しているか確認する
ショートカットキーとしてファンクションキーを使用する場合はfnキーを押す必要がある場合が多くあります。
fnキーを押さないと機能しないショートカットキーがあるため、ファンクションキーを使用するショートカットキーが使えない場合は正しくfnキーを押せているか確認しましょう。
上の画像がMacBook Proでのfnキーの位置です。キーボードによって位置が異なりますのでご注意ください。
スローキーやマウスキーがオンになっていないか確認する
Macにはキーを押してから操作が行われるまでの時間を調節できる「スローキー」やキーボードをマウスの代わりに使用できる「マウスキー」という機能が備わっています。
誤操作などで必要がないにも関わらずスローキーやマウスキーが有効になっている場合は、正しくショートカットキーが機能しません。
以下ではスローキーやマウスキーを無効にする方法をご紹介します。
スローキーを無効にする方法
スローキーを無効にする方法は以下のとおりです。
①メニューバーのアップルメニュー、②システム環境設定の順に選択します。
システム環境設定ダイアログボックスが表示されます。
アクセシビリティを選択します。
アクセシビリティダイアログボックスが表示されます。
①キーボード、②ハードウェアの順に選択し、③「スローキーを有効にする」のチェックマークを外します。
これでスローキーを無効にすることが出来ました。
マウスキーを無効にする方法
マウスキーを無効にする方法は以下のとおりです。
①メニューバーのアップルメニュー、②システム環境設定の順に選択します。
システム環境設定ダイアログボックスが表示されます。
アクセシビリティを選択します。
アクセシビリティダイアログボックスが表示されます。
①ポインタコントロール、②代替コントロール方法の順に選択し、③「マウスキーを有効にする」のチェックマークを外します。
これで、マウスキーを無効にすることができました。
ショートカットキーをデフォルトに戻す
ショートカットキーの変更を行った場合、新たに設定したショートカットキーが他のキー設定と競合しているとショートカットキーを押しても反応しなくなってしまいます。
その場合は一旦ショートカットキーをデフォルトに戻してみましょう。
①メニューバーのアップルメニュー、②システム環境設定の順に選択します。
システム環境設定ダイアログボックスが表示されます。
キーボードを選択します。
キーボードダイアログボックスが表示されます。
①ショートカットを選択して、②デフォルトに戻すボタンを押します。
これで変更したショートカットキーをデフォルトに戻すことが出来ました。
再度、他のショートカットキーと同じキーの組み合わせにならないように気をつけながらショートカットキーを変更してみてください。
アプリケーションのショートカットキーを変更する場合は、以下の記事「コピーのショートカットキーを変更する」セクションと同様の手順で行うことが可能です。
また、デフォルトのショートカットキーを変更する場合は以下の記事「スクリーンショットのショートカットキーを変更する方法」セクションを参考にしてみてください。
Macでスクリーンショットのショートカットキーを変更する方法
物理キーが故障していないか他のキーボードで確認する
キーボードが使えない場合、お使いのキーボードが物理的に故障している可能性も考えられます。
まずは、他のキーボードを接続してショートカットキーが使えるかどうか確認してみましょう。
接続方法について改めて確認したい場合は以下の記事を参考にしてみてください。
修理が必要な場合は下記「Appleに問い合わせる」セクションを参考にしてください。
キーボードビューアで確認する
ショートカットキーが使えない場合、キーの組み合わせを正しく押せていない可能性が考えられます。
キーを正しく押せているか不安な場合は、キーボードビューアを使用してキーを確認してみましょう。
①メニューバーの日本語入力、②キーボードビューアを表示の順に選択します。
キーボードビューアが起動します。
例えば、スクリーンショット撮影のショートカットキーである「shift + command + 3」を押すと赤い矢印で示したように対応するキーボードビューアのキーが赤く縁取られます。
正しいキーを押せているかを確認してみましょう。
Macの再起動する
ショートカットキーが使えない場合、Macを再起動すると不具合が改善する可能性があります。
再起動の方法については以下の記事をご参照ください。
macOSをアップデートする
ショートカットキーの中には特定のOSでしか使用できないものもあります。
ショートカットキーが使えない場合は、以下の方法でOSのアップデートを行いましょう。
①メニューバーのアップルメニュー、②このMacについての順に選択します。
このMacについてダイアログボックスが表示されます。
ソフトウェア・アップデートボタンを押します。
ソフトウェア・アップデートダイアログボックスが表示されます。
今回は最新のOSでしたが、アップデートの必要がある場合は画面の指示に従ってアップデートを行いましょう。
PRAMとNVRAMをリセットする
PRAM/NVRAMは、Macの一時的な設定を保存している領域を指します。
ショートカットキーが使えない等の不具合が起きた場合は、PRAM/NVRAMをリセットすることで問題が改善する可能性があります。
PRAM/NVRAMのリセット方法については以下の記事をご参照ください。
Appleに問い合わせる
上記の対処法を試してもショートカットキーが使えない場合は、Appleに問い合わせると問題が解決する可能性があります。
アップルサポートにアクセスして、Apple IDでログイン後ご自身の製品を選択して問い合わせを行いましょう。
本記事では、以下のデバイスを使用して検証しています。他の環境では再現できない可能性がありますのでご了承ください。
- MacBook Pro (13-inch, 2017) macOS 12.4
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