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Apple AirTagとは?発売日や仕組みについて

Apple AirTagって何でしょうか?知らないと損するかもしれません。

買う方も買わない方も、すでにお持ちの方も、AirTagについて深く知っておいて損はないでしょう。

本記事では、AirTagの意味、通信の仕組み、有効範囲、精度、発売日、サイズ、技術仕様をそれぞれ解説しています。

さまざまな情報を知ることで、AirTagをお持ちでない方は購入を検討し、お持ちの方はその機能を十分に活用していただきたいと思います。

アップルの追跡タグAirTagとは?

AirTag

AirTagは、Appleが開発した追跡デバイスです。

AirTagは、キーファインダーとして、身の回りのもの(鍵、バッグ、小型電子機器、車など)の位置確認を支援するように設計されています。

AirTagは、アップルストアのほか、通販のショッピングモールや家電量販店などでも購入できる場合があります。

例えば、Amazonでは定期的にセールを行っています。以下、セールに関する情報も掲載していますので、AirTagにご興味のある方はご覧ください。

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    AirTagの仕組みついて

    以下、AirTagの仕組みについて説明します。

    GPS

    AirTag自体にGPSは搭載されていません。

    AirTagとデバイス(例:iPhone)をBluetoothで接続することで、位置情報を把握することができます。

    Bluetooth

    探すアプリ

    AirTagはBluetooth信号を送信するので、デバイス(例:iPhoneなど)の「探す」アプリでAirTagを検出することができます。

    Bluetoothを受信したデバイスは、AirTagの位置情報をiCloudに送信します。その後、「探す」アプリを開くと、地図上でその場所を確認することができます。

    AirTagの有効範囲

    AirTagの有効範囲

    AirTagの有効範囲がどのくらいかを考えるとき、「探す」アプリの地図で追跡できる距離と、「正確な場所を見つける」機能で測定できる距離の2つに分けられます。

    以下では、それぞれの有効範囲を検証してみたので、それについて解説します。

    「探す」アプリの地図で追跡できる範囲

    AIrTagを捕捉できる距離

    AirTagは、Bluetoothの電波が届かない場所(約10m以上)でも、「探す」アプリのネットワークを利用して、世界中のどこでもiPhoneで追跡することができると言われています。

    今回の実験では、iPhoneで2.0km離れたAirTagの位置情報を地図上に表示できるかどうかを検証しました。

    その結果、iPhoneで「探す」アプリを開くと、2.0km先にあるAirTagの位置を表示することに成功しました。

    また、「正確な場所を見つける」機能では、デバイス画面に「…m」の距離単位を表示することができるので、かなり便利です。以下、その詳細をご紹介します。

    「正確な場所を見つける」機能の有効範囲

    AirTagの位置を特定する「探す」アプリの「正確な場所を見つける」機能の有効通信距離は約10m以内と言われています。

    「正確な場所を見つける」機能を使うと、デバイスの画面に「…m」と表示され、デバイスとAirTagの距離が表示されます。

    9.9mが限度

    今回、筆者が行った実験では、AirTagの有効通信距離は9.9mであることが確認されました。

    信号が弱い

    9.9mよりも少し遠く離れると、デバイスの画面上に「接続されました 信号が弱いです。別の場所に移動してみてください。」と表示されました。

    Bluetooth信号が弱くなり、デバイスとAirTagの距離が表示されなくなりました。

    信号を探しています

    さらに遠く離れると、デバイスの画面上に「信号を探しています…別の場所に移動してみてください。」と表示されました。

    デバイスとAirTagの距離が表示されないだけでなく、Bluetoothの信号もキャッチしなくなりました。

    位置を元に戻す

    デバイスとAirTagの距離が9.9m以内の範囲に戻ると、画面上に距離が表示されます。

    AirTagの精度

    AirTagの精度はバージョン更新のたびに良くなる可能性があります。

    以下、AirTagの現在の精度に関する主なレビューをまとめます。

    • 距離測定で数メートルの誤差があった
    • 地下では位置情報が大きくずれていた
    • 位置情報は数分おきに反映されるのでリアルタイムではない
    • 動くもの(子どもやペットなど)への装着には適さない

    筆者が使用した際には、目立った精度の不正確さはありませんでした。

    AirTagの発売日について

    Appleは2021年4月20日にAirTagをApple Eventで発表し、2021年4月30日に発売しました。

    以下は、2021年4月20日開催のApple Eventのリンクです(AirTagの部分は6:06から再生されます)。ご興味のある方はご参考になさってください。

    Apple Event — April 20

    AirTagのサイズ(大きさ)について

    AirTag

    AirTagのサイズは次の表のとおりです。

    直径厚さ
    31.9mm8.00mm

    AirTagの重さについては、11gです。

    AirTagの技術仕様

    AirTagの技術仕様については、以下の表を参照してください。

    内容詳細
    防沫性能、耐水性能、防塵性能IEC規格60529にもとづくIP67等級(最大水深1メートルで最大30分間)
    接続・Bluetoothによる近接検出
    ・Apple製U1チップで超広帯域および「正確な場所を見つける」機能に対応
    ・紛失モードに対応するNFCタップ
    スピーカー内蔵スピーカー
    バッテリーユーザーが自分で交換できるCR2032コイン型バッテリー
    センサー加速度センサー
    アクセシビリティ (iPhoneの「探す」アプリ)・VoiceOver
    ・色を反転
    ・さらに大きな文字
    ・点字ディスプレイに対応
    システム条件と互換性・Apple ID
    ・iOS 14.5以降を搭載したiPhoneおよびiPod touchのモデル
    ・iPadOS 14.5以降を搭載したiPadのモデル
    動作環境動作時環境温度:-20度〜60度
    同梱物・AirTag(CR2032コイン型バッテリー搭載)
    ・マニュアル
    環境への負荷・メインロジックボードのはんだ付けに100%再生スズを使用
    ・水銀不使用
    ・BFR(臭素系難燃剤)不使用
    ・PVC(ポリ塩化ビニル)不使用
    ・ベリリウム不使用

    また、Appleは、包括的な製品ライフサイクルの取り組みを通じて、環境への影響を評価しています。

    以下のリンクでは、環境製品報告書など、Appleの環境への配慮に関する情報を提供していますので、興味のある方はご覧ください。

    あなたのことも地球のことも、大切に考えて作っています。

    本記事では、以下のデバイスを使用して検証しています。他の環境では再現できない可能性がありますのでご了承ください。

    • AirTag 1.0.291
    • iPhone 11 iOS 15.4.1