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AirTagの距離について
電波の受信に問題がある場合や音が出ない場合は、AirTagが備える電波などの距離範囲に問題がある可能性があります。
iPhoneとAirTagの電波が届く距離、遠距離でも追跡できる仕組み、離れたら音を鳴らす距離についてそれぞれ説明します。
今一度、AirTagに関する距離を確認し、電波を問題なく受信できる環境で動作することをチェックしてください。
iPhoneとAirTagの電波が届く距離について
iPhoneとAirTagの間の電波の届く範囲とは、通常、AirTagの位置を特定する「探す」アプリの「正確な場所を見つける」機能の有効通信距離を指します。
これはBluetooth通信の届く範囲のことで、約10m以内と言われています。
「正確な場所を見つける」機能を利用できるiPhoneの機種は限られているため、以下の記事で対応機種をご確認ください。
実際に、iPhoneとAirTagの間の電波の届く範囲を2022年4月25日に実験したところ、9.9mと表示されました。
それ以上遠く離れると、「接続されました 信号が弱いです。別の場所に移動してみてください。」あるいは「信号を探しています…別の場所に移動してみてください。」と表示され、Bluetooth通信が届かなくなります。
遠距離でも追跡できる仕組み
AirTagは、近くにある「探す」ネットワーク上のデバイス(例:iPhoneなど)にBluetooth信号を送信します。
デバイスが信号を受信すると、AirTagの位置情報を暗号化した上でiCloudに送信します。
「探す」アプリを開くと、自分のApple IDに紐づいたAirTagの位置が地図上で確認できるという仕組みです。
今回、iPhoneで2.0km先のAirTagの位置を地図上に表示できるかどうかを検証しました。
その結果、iPhoneで「探す」アプリを開いたときに、地図上で2.0km先のAirTagの位置を表示させることに成功しました。
離れたら音を鳴らす距離について
AirTagは、AirTagから離れると「自動的」に音が鳴るような仕組みにはなっていません。
ただし、AirTagから届くBluetoothの範囲内(約10m以内)であれば、「手動で」音を鳴らすことができます。
その設定を行うには、以下の手順で行います。
iPhoneの「探す」アプリを開き、①持ち物を探すタブ、②「…の鍵」の順に選択します。
サウンドを再生ボタンをタップしてみましょう。
AirTagから届くBluetoothの範囲内(約10m以内)であれば、音を鳴らすことができます。
AirTagのBluetoothの範囲外に移動すると、iPhoneの画面には上図のように表示され、AirTagからの音は出ません。
AirTagから離れると通知は自動的に来る?
AirTagから離れると、自動的に下図のような通知がiPhoneの画面上に届きます。
AirTagのBluetooth範囲外に移動すると、iPhoneの「探す」アプリで通知が設定されている場合は、iPhoneに通知されます。
AirTagから離れたときに通知が届く設定になっているかを確認するには、以下を参照してください。
iPhoneの「探す」アプリを開き、①持ち物を探すタブ、②「…の鍵」の順に選択します。
「手元から離れたときに通知」がオンになっていることを確認してください。オンになっていると、 AirTagから離れたときに、iPhoneの画面に通知が届きます。
オフになっている場合は、オンに変更してください。
本記事では、以下のデバイスを使用して検証しています。他の環境では再現できない可能性がありますのでご了承ください。
- iPhone 11 iOS 15.4.1
- AirTag 1.0.291
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