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Macで上付き文字を設定するショートカットキー
文字の右上に注釈マークをつける際や「2の3乗」等の数式を文字として表現する際には、文字を基準の位置より上に表示する「上付き文字」を使用します。
この記事では、Macで上付き文字を設定するショートカットキーをご紹介します。
ショートカットキーで上付き文字を設定できない場合の対処法についてもご紹介しています。
Macで上付き文字を設定するショートカットキー
上付き文字とは上の画像の「3」のように、文字が通常の位置よりも上の方に小さく表示されるように設定する方法を指します。
以下では、ショートカットキーを使って上付き文字を設定する方法をご紹介します。
WordやExcelで上付き文字を設定する
Excelのデフォルトの設定では、ショートカットキーを使って上付き文字を設定することができません。
Excelでショートカットキーを使って上付き文字を設定したい場合は、下記「Excelで上付き文字を設定する」セクションをご参照ください。
以下では、Wordでショートカットキーを使って上付き文字を設定する方法をご紹介します。
Wordを起動して任意の文字(例:2)を入力し、shift + command + =(イコール)もしくはshift + command + +(プラス)を押します。
=(イコール)はキーボードの「ほ」、+(プラス)はキーボードの「れ」の位置にあります。キーボードによって配置が異なる可能性があるためご注意ください。
すると、赤い矢印で示したようにカーソルが文字の上の方に移動します。
そのまま文字(例:3)を入力すると、上付き文字を入力することができます。
上付き文字の入力を解除する場合は、再度shift + command + =(イコール)もしくはshift + command + +(プラス)を押しましょう。
すると、赤い矢印で示したようにカーソルが通常の大きさに戻ります。
そのまま任意の文字(例:+)を入力すると、通常の大きさで文字を入力することができます。
PagesやNumbersで上付き文字を設定する
PagesやNumbersで上付き文字を入力する方法をご紹介します。
今回はPagesでの入力方法を例に挙げてご紹介します。
Pagesを起動して任意の文字(例:2)を入力し、control + shift + command + +(プラス)を押します。
+(プラス)は、キーボードの「れ」の位置にあります。キーボードによって配置が異なる可能性があるためご注意ください。
カーソルが文字の上半分に移動するので、そのまま文字(例:3)を入力すると上付き文字を入力することが出来ます。
上付き文字の入力を解除する場合は、再度control + shift + command + +(プラス)を押しましょう。
すると、上の画像のように上付き文字の後ろに通常のサイズの文字を入力することが出来ます。
上付き文字のショートカットができない場合
ショートカットキーを使って上付き文字の設定が出来ない場合の対処法をご紹介します。
Wordにショートカットキーを設定する
Wordでショートカットキーを使って上付き文字が設定できない場合は、他の操作のショートカットキーとキーの組み合わせが競合している可能性があります。
その場合は、上付き文字のショートカットキーに別のキーの組み合わせを追加しましょう。
方法の詳細は以下のとおりです。
Wordが起動した状態で、①メニューバーのツール、②ショートカット キーのユーザー設定の順に選択します。
ショートカット キーの割り当てダイアログボックスが表示されます。
①「分類」で「書式」を選択し、②コマンドの検索バーに「super」と入力しreturnを押します。
③「Superscript」を選択します。
④実際にキーボードを押して、新しいショートカットキーを設定します。今回はcommand + control + O(オー)を設定しました。
⑤割り当てボタンを押します。
OKボタンを押します。
これで、上付き文字に別のショートカットキーを設定することができました。
試しにショートカットキーを使ってみましょう。
任意の文字(例:2)を入力して、先ほど設定したショートカットキー(例:command + control + O)を押します。
すると、上付き文字を入力できる状態になります。
任意の文字(例:3)を入力すると、上の画像のように上付き文字として表示されます。
Excelで上付き文字を設定する
Excelに上付き文字のショートカットキーを設定する方法は以下のとおりです。
Excelが起動した状態で、①メニューバーのツール、②ショートカット キーのユーザー設定の順に選択します。
ショートカット キーの割り当てダイアログボックスが表示されます。
①「分類」で「リボンにないコマンド」を選択し、②コマンドの検索バーに「上」と入力しreturnを押します。
③「上付き文字」を選択します。
④実際にキーボードを押して、新しいショートカットキーを設定します。今回はcommand + control + O(オー)を設定しました。
⑤追加ボタンを押します。
OKボタンを押します。
これで、上付き文字にショートカットキーを設定することができました。
試しにショートカットキーを使ってみましょう。
Excelでは書式を「標準」にしておくと上付き文字の表示が正しく出来ない場合があるため「文字列」に設定します。
①ホームタブ、②文字列の順に選択します。
上付き文字にしたい数字(例:3)を選択し、先ほど設定したショートカットキー(例:command + control + O)を押します。
これで上付き文字を表示することが出来ました。
うまく表示できない場合は、数字を全角で入力してみると正しく上付き文字が表示できる可能性があります。
また、エラーマークが表示される場合もあるのでその際は画面の手順に従ってエラーを無視する設定を行いましょう。
本記事では、以下のデバイスを使用して検証しています。他の環境では再現できない可能性がありますのでご了承ください。
- MacBook Pro (13-inch, 2017) macOS 12.4
- Magic Keyboard