• 公開日:
  • 更新日:

Macで下付き文字を設定するショートカットキー

化学式や数学の変数などを表現する際には、文字を基準の位置より下に表示する「下付き文字」を使用します。

この記事では、Macで下付き文字を設定するショートカットキーをご紹介します。

ショートカットキーで下付き文字を設定できない場合の対処法についてもご紹介しています。

ショートカットキー一覧表を無料でダウンロード!

Macの全ショートカットキーの一覧表を印刷できるようにPDFにしました。「登録なし」で「無料ダウンロード」できます。

Macで下付き文字を設定するショートカットキー

下付き文字について

下付き文字とは上の画像の「2」のように、文字が通常の位置よりも下の方に小さく表示されるようにする設定方法を指します。

以下では、ショートカットキーを使って下付き文字を設定する方法をご紹介します。

WordやExcelで下付き文字を設定する

MacのWord/Excelでは、Wordアプリでのみテンキー付きのキーボードを使って下付き文字を設定することができます。

Excelやテンキーなしのキーボードを使って下付き文字を設定したい場合は下記「下付き文字のショートカットができない場合」セクションをご参照ください。

control + command + =を押す

Wordを起動して任意の文字(例:H)を入力し、command + -(マイナス)を押します。

-(マイナス)は、キーボードの「ほ」の位置にあります。キーボードによって配置が異なる可能性があるためご注意ください。

カーソルが下半分になる

すると、赤い矢印で示したようにカーソルが文字の下の方に移動します。

下付き文字が入力できる

そのまま文字(例:2)を入力すると、下付き文字を入力することができます。

カーソルが通常の大きさに戻る

下付き文字の入力を解除する場合は、再度command + -(マイナス)を押しましょう。

すると、赤い矢印で示したようにカーソルが通常の大きさに戻ります。

通常の文字が入力できる

そのまま任意の文字(例:O)を入力すると、通常の大きさで文字を入力することができます。

PagesやNumbersで下付き文字を設定する

PagesやNumbersで下付き文字を入力する方法をご紹介します。

今回はPagesでの入力方法を例に挙げてご紹介します。

control + command + =を押す

Pagesを起動して任意の文字(例:H)を入力し、control + command + -(マイナス)を押します。

-(マイナス)は、キーボードの「ほ」の位置にあります。キーボードによって配置が異なる可能性があるためご注意ください。

再度control + command + =を押す

カーソルが文字の下半分に移動するので、そのまま文字(例:2)を入力すると下付き文字を入力することが出来ます。

通常の文字が入力できる

下付き文字の入力を解除する場合は、再度control + command + -(マイナス)を押しましょう。

すると、上の画像のように下付き文字の後ろに通常のサイズの文字を入力することが出来ます。

下付き文字のショートカットができない場合

以下の場合ではショートカットキーを使って下付き文字を設定することができません。

  • テンキーなしのキーボードでWord/Excelを使っている場合
  • テンキー付きのキーボードでExcelを使っている場合

上記の環境でショートカットキーを使って下付き文字を設定したい場合は、ショートカットキーを新しく設定する必要があります。

以下では、WordとExcelに下付き文字を設定するショートカットキーを作成する方法をご紹介します。

Wordにショートカットキーを設定する

Wordに下付き文字のショートカットキーを設定する方法は以下のとおりです。

ショートカットキーのユーザー設定を選択する

Wordが起動した状態で、①メニューバーのツール、②ショートカット キーのユーザー設定の順に選択します。

新しいショートカットキーを設定する

ショートカット キーの割り当てダイアログボックスが表示されます。

①「分類」で「書式」を選択し、②コマンドの検索バーに「Sub」と入力しreturnを押します。

「Subscript」を選択します。

④実際にキーボードを押して、新しいショートカットキーを設定します。今回はcommand + control + -(マイナス)を設定しました。

割り当てボタンを押します。

OKボタンを押す

OKボタンを押します。

これで、下付き文字にショートカットキーを設定することができました。

入力する

試しにショートカットキーを使ってみましょう。

任意の文字(例:O)を入力して、先ほど設定したショートカットキー(例:command + control + -)を押します。

ショートカットキーを押して下付き文字を設定する

すると、下付き文字を設定できる状態になります。

任意の文字(例:2)を入力すると、上の画像のように下付き文字として表示されます。

Excelで下付き文字を設定する

Excelに下付き文字のショートカットキーを設定する方法は以下のとおりです。

ショートカットキーのユーザー設定を選択する

Excelが起動した状態で、①メニューバーのツール、②ショートカット キーのユーザー設定の順に選択します。

新しいショートカットキーを設定する

ショートカット キーの割り当てダイアログボックスが表示されます。

①「分類」で「リボンにないコマンド」を選択し、②コマンドの検索バーに「下」と入力しreturnを押します。

「下付き文字」を選択します。

④実際にキーボードを押して、新しいショートカットキーを設定します。今回はcommand + control + -(マイナス)を設定しました。

追加ボタンを押します。

OKボタンを押す

OKボタンを押します。

これで、下付き文字にショートカットキーを設定することができました。

入力した文字を選択してショートカットキーを押す

試しにショートカットキーを使ってみましょう。

下付き文字にしたい文字(例:2)を選択して、先ほど設定したショートカットキー(例:command + control + -)を押します。

下付き文字が設定できる

赤い矢印で示したように選択した文字が下付き文字になりました。

本記事では、以下のデバイスを使用して検証しています。他の環境では再現できない可能性がありますのでご了承ください。

  • MacBook Pro (13-inch, 2017) macOS 12.4
  • Magic Keyboard