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PDFのカラーモードを確認できるフリーソフト
カラーモードというのは、RGB(赤、緑、青)カラーやCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)カラーなどを基本原色として、印刷をはじめとした様々なデータの色を定義するシステムです。
今回ご紹介しているソフトを利用すると、PDF内で使用されている色とその割合を確認することができます。
「視覚的には白黒のはずがデータ上は色が設定されていたため、余計な印刷コストがかかってしまった」という事態を防ぐためにも、PDFに使用されている色を確認しておきましょう。
Adobe Acrobat Readerの基本情報
Adobe Acrobat Reader
日本語: 〇
オンライン(インストール不要): 〇
オフライン(インストール型): 〇
Adobe Acrobat Readerでカラーモードを確認する方法
Adobe Acrobat Readerで、PDFに使用されている色を確認する方法をご紹介します。
Adobe Acrobat Readerの有料版では、指定した箇所に「何色がどのくらい使われているか」確認することができます。
提供されている7日間の無料期間の間に、ぜひお試しください。
以下ではWindows 11を使って、Adobe Acrobat ReaderでPDFに使用されている色を確認する方法をご説明します。
Adobe Acrobat Readerを起動します。
①「メニュー」、②「開く」の順に選択します。
「開く」ダイアログボックスが表示されました。
①使用されている色を確認したいPDF(例:PDFサンプル)を選択し、②「開く」ボタンを押します。
選択したPDFが表示されました。
①「すべてのツール」タブ、②「印刷工程を使用」の順に選択します。
「出力プレビュー」を選択します。
「出力プレビュー」ダイアログボックスが表示されました。
①「シミュレーションプロファイル」のプルダウンから「Japan Color 2001 Coated」を選択します。
Japan Color 2001 Coatedは、印刷物の色をCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)に基づいて定義する、日本で最も一般的な基準の1つです。
②プレビューのプルダウンから「色分解」を選択します。
次に、PDFに使用されている色を確認します。
「出力プレビュー」ダイアログボックスが表示されている状態で、文書の任意の場所にカーソルを合わせます。
すると、「出力プレビュー」ダイアログボックスの「色分解」に、該当の場所には「CMYK」それぞれどの色がどのくらい使われているかの割合が表示されます。
以上の操作でPDFに使用されている色を確認することができました。