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MacのBluetoothに関するショートカットキー
この記事では、MacのBluetoothの切り替えを行うショートカットキーをご紹介します。
例えば、MacをBluetooth接続のマウスのみで操作している際に誤操作などでBluetoothがオフになってしまった場合、もしもトラックパッドを無効にしていたらBluetoothを繋ぎ直すことが出来ません。
そういった万が一の場合に備えて、ショートカットキーを使ってBluetoothのオン/オフの切替を行う方法を学んでおきましょう。
MacのBluetoothに関するショートカットキー
Macには、Bluetoothをショートカットキーで切り替えるためのショートカットキーはありません。
ショートカットキーを使用してBlutoothの切り替えを行いたい場合はショートカットキーを作成する必要があります。
今回はショートカットキーをAutomatorで作成する方法とショートカットアプリで作成する方法をご紹介します。
Automatorでショートカットを作成する
Automatorを使ってBluetoothの切り替えを行うショートカットキーを作成する方法は以下のとおりです。
まずは、Bluetoothのオン/オフが分かりやすいようにメニューバーにBluetoothを表示する設定を行いましょう。
①メニューバーのアップルメニュー、②システム環境設定の順に選択します。
システム環境設定ダイアログボックスが表示されます。
Bluetoothを選択します。
Bluetoothダイアログボックスが表示されます。
「メニューバーにBluetoothを表示」にチェックマークを入れます。
これでメニューバーにBluetoothのアイコンが表示されます。
次に、Automatorでショートカットを作成します。
Finderを選択します。
Finderダイアログボックスが表示されます。
①アプリケーション、②Automatorの順に選択します。
Automatorダイアログボックスが表示されます。
新規書類ボタンを押します。
①クイックアクションを選択して、②選択ボタンを押します。
クイックアクションの作成画面が表示されます。
画面右上の記録ボタンを押します。
アクセシビリティアクセスダイアログボックスが出た場合は、セキュリティの設定を行いましょう。
「”システム環境設定”を開く」ボタンを押します。
システム環境設定のセキュリティとプライバシーダイアログボックスが表示されます。
画面左下の鍵マークボタンを押します。
パスワードの入力画面が表示されます。
①Macのパスワードを入力し、②ロックを解除ボタンを押します。
セキュリティとプライバシーダイアログボックスが表示されます。
①Automatorにチェックマークを入れて、②鍵マークボタンを押します。
これでセキュリティの設定が完了しました。
Automatorに戻ります。
再度、記録ボタンを押します。
「Automator: 記録」というダイアログボックスが表示されます。
実際にBluetoothのオン/オフの操作を行います。
①メニューバーのBluetoothを選択し、②オン/オフのボタンを押します。
③停止ボタンを押します。
Automatorに操作が記録されました。
再生速度で「10x」を選択します。
これで、ショートカットの設定が完了しました。
保存するために、command + Sを押します。
名前をつけて保存の画面が表示されます。
①任意の名前(例:Bluetoothの切り替え)を入力し、②保存ボタンを押します。
これでショートカットが保存できました。
作成したショートカットにショートカットキーの設定を行います。
①メニューバーのアップルメニュー、②システム環境設定の順に選択します。
システム環境設定ダイアログボックスが表示されます。
キーボードを選択します。
キーボードダイアログボックスが表示されます。
①ショートカット、②サービスの順に選択します。
③先ほど作成したBluetoothのショートカット(例:Bluetoothの切り替え)の「ショートカットを追加」ボタンを押します。
ショートカットキーを設定できる状態になるため、実際にキーボードを押してショートカットを設定します。
今回はshift + command + O(オー)を設定しました。
これでショートカットキーの設定は完了です。
試しにショートカットキーを使用してみましょう。
上の画像はBluetoothがオンになっている状態です。
作成したショートカットキー(例:shift + command + O)を押します。
マウスポインターが自動的に移動してBluetoothをオフにすることができました。
Automatorで操作を記録してBluetoothのショートカットを作成する場合は、「Bluetoothのチェックボックスをクリックする」という操作として設定されるため、同じショートカットキーでオンとオフの両方に切り替えることが出来ます。
ショートカットアプリで作成する
MacではmacOS Montereyから「ショートカットアプリ」と呼ばれるショートカット作成アプリを使用することが出来ます。
ショートカットアプリの詳細や、ダウンロード方法などについては以下の記事をご参照ください。
ショートカットアプリを使用して、Bluetoothの切り替えを行うショートカットキーを作成する方法は以下のとおりです。
今回はBluetoothをオンにするショートカットキーの作成方法を例にあげます。
command + スペースバーを押します。
Spotlightが起動します。
①「ショートカット」と入力してreturnを押し、②ショートカットアプリを選択します。
ショートカットアプリが起動します。
画面右上の+ボタンを押します。
①検索バーに「Bluetooth」と入力し、②「Bluetoothを設定」の項目を画面左側にドラッグします。
「Bluetoothをオンに変更」という項目が追加されました。
Bluetoothをオフにするショートカットキーを作成したい場合は赤い矢印で示した「オン」をクリックすると、オンとオフを切り替えることが出来ます。
①画面右側の詳細を選択して、②「サービスメニュー」にチェックマークを入れます。
③キーボードショートカットを追加ボタンを押します。
「次で実行」でショートカットを設定できる状態になるため、実際にキーボードを押してショートカットキーを設定します。
今回はcontrol + command + Lを設定しました。
これでショートカットキーの設定が完了しました。
試しにショートカットキーを使用してみましょう。
上の画像はBluetoothがオフになっている状態です。
作成したショートカットキー(例:control + command + L)を押します。
Bluetoothガオンになりました。
ショートカットが作成出来ない場合
上記でご紹介したAutomatorやショートカットアプリを使ってBluetoothのショートカットキーが設定できない場合は、各アプリケーションのセキュリティの設定を行うと問題が解決する可能性があります。
方法の詳細は以下のとおりです。
①メニューバーのアップルメニュー、②システム環境設定の順に選択します。
システム環境設定ダイアログボックスが表示されます。
セキュリティとプライバシーを選択します。
セキュリティとプライバシーダイアログボックスが表示されます。
①プライバシー、②アクセシビリティの順に選択し、③画面左下の鍵マークを押します。
パスワードの入力画面が表示されます。
①Macのパスワードを入力し、②ロックを解除ボタンを押します。
セキュリティとプライバシーダイアログボックスが表示されます。
①Automatorやショートカットアプリにチェックマークを入れて、②鍵マークボタンを押します。
これでセキュリティの設定が完了します。
再度ショートカットの作成ができるかどうか試してみてください。
本記事では、以下のデバイスを使用して検証しています。他の環境では再現できない可能性がありますのでご了承ください。
- MacBook Pro (13-inch, 2017) macOS 12.4
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コメント
この記事へのコメントをお寄せ下さい。
BluetoothがONならOFFに、BluetoothがOFFならONにするショートカットを、IFを使って作成したかったのですが、わかりません。ショートカットをMacで作成すると、iPhoneでも利用できるようになって便利です。