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Macのターミナルを使って初期化する方法
Macのターミナルでは、コマンドを使って外部ディスクを初期化することが出来ます。
この記事では、ターミナルを使ってUSBデバイスを初期化する方法をご紹介します。
コマンドを使っての初期化は、入力を間違えると別のディスクを初期化してしまう可能性もあるため慎重に行いましょう。
Macのターミナルのコマンドを使って初期化する方法
ターミナルでコマンドを使って初期化する方法をご紹介します。
ターミナルで初期化するためのコマンド
ターミナルで初期化するためには2つのコードを使います。
下記「ターミナルで外部ディスクを初期化する方法」セクション内の手順でコピーアンドペーストしてお使いください。
diskutil list
「diskutil list」は、Macの内蔵ディスク、外部ディスクを含めたすべてのディスクを一覧で表示できるコマンドです。
「diskutil list」でディスクを表示させてどれを初期化するかを選択します。
sudo diskutil eraseDisk FAT32 MYUSB MBRFormat /dev/disk2
上記のコマンドはディスクの初期化を行うコマンドです。
「FAT32」は初期化のフォーマット(データを保存するためのルール/仕様)を表しています。FAT32はMacでもWindowsでも使えるフォーマットですので特にこだわりがない場合は「FAT32」を入力しましょう。
「MYUSB」はUSBに新しく設定する名前です。任意の名前に変更できます。
最後の「disk2」ではどのディスクを初期化するのか指定しています。
ターミナルで外部ディスクを初期化する方法
ターミナルを使ってUSBなどの外部ディスクを初期化する方法をご紹介します。今回はUSBを初期化します。
USBを挿入します。
Finderを選択します。
Finderダイアログボックスが表示されます。①アプリケーション、②ユーティリティの順に選択します。
ユーティリティダイアログボックスが表示されます。ターミナルを選択します。
ターミナルダイアログボックスが表示されます。ディスクの一覧を表示するコードをコピーアンドペーストして、returnを押します。
赤い矢印で示したように「disk1」「disk2」と接続されているディスクのパスが一覧で表示されます。ここからどれが初期化したいUSBのパスかを判別するために、一旦USBを取り外してどのパスが消えるかを確認します。
①デスクトップのアイコンを右クリックし、②「”USB”を取り出す」を選択してUSBを取り外します。
再度ターミナルダイアログボックスを表示します。ディスクの一覧を表示するコードをコピーアンドペーストして、returnを押します。
今回は「disk2」が消えて「disk1」が残ったので、初期化したいUSBのパスは「disk2」であることが分かりました。このパスは後で初期化のためのコードを入力する際に必要になるので覚えておきましょう。diskの判別が難しい場合は初期化したいUSB以外のデバイスは外してから再度「diskutil list」のコードを入力してdiskの一覧を表示させてみて下さい。
次に、フォーマットのためのコードをコピーアンドペーストして、returnを押します。「MYUSB」はUSBの名前になるので任意の名前に変更可能です。また、最後の「disk2」の部分には先ほど判別したUSBのパス名を入力しましょう。
鍵マークが表示されます。お使いのMacのパスワードを入力すると、初期化が開始されます。ここではパスワードを入力しても表示はされません。
「Finished erase on disk」と表示されたら、初期化が終了しています。
デスクトップのUSBのアイコンを見ると、初期化によって名前が変更されていることが確認できます。これでターミナルでUSBを初期化することができました。
本記事では、以下のデバイスを使用して検証しています。他の環境では再現できない可能性がありますのでご了承ください。
- MacBook Pro (13-inch, 2017) macOS 12.3.1