- 公開日:
- 更新日:
FineReader PDFとは?評価・安全性や使い方について
FineReader PDFは、PDF変換/編集ソフトです。アメリカのテクノロジー企業「ABBYY」が運営しています。
デスクトップ版とアプリ版のリリースで、ソフトやアプリをインストールしオフラインでPDF編集を行うことができます。
最新AIベースのOCR機能では、あらゆる種類のドキュメントをデジタル化し、編集/保護/共有/共同作業を可能にします。
FineReader PDFとは?
FineReader PDFは、一部無料で利用できる有料のPDF変換ソフトです。
以下の種類があります。
- デスクトップ版
- アプリ版
デスクトップ版はWindowsとMacに対応していますが、利用できる機能や料金が異なります。
無料版があり、7日間の試用期間中は有料版のすべての機能を利用できます。
アプリ版はiPhone/iPadのみのリリースで、Androidでは利用できません。
詳細機能
ソフト名: FineReader PDF
開発会社名: ABBYY
所在地: アメリカ合衆国
日本語: 〇
他言語: ブルガリア語、中国語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、英語、フランス語、ドイツ語、ギリシャ語、ハンガリー語、イタリア語、韓国語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語、スロバキア語、スペイン語、スウェーデン語、トルコ語、ウクライナ語、ベトナム語
オフライン: 〇
Windowsソフト: 〇
Macソフト: 〇
iPadアプリ: 〇
iPhoneアプリ: 〇
Androidアプリ: ×
オンライン: ×
Windowsブラウザ: ×
Macブラウザ: ×
iPadブラウザ: ×
iPhoneブラウザ: ×
Androidブラウザ: ×
Google Chrome拡張: ×
機能一覧
以下は、FineReader PDFの主な機能をまとめた表です。
機能 | FineReader PDF |
---|---|
結合/回転※ | 〇 |
ページの挿入/削除※ | 〇 |
コメントの追加 | 〇 |
並び替え※ | 〇 |
MRC圧縮 | 〇 |
電子署名※ | 〇 |
PDFの作成/変換 | 〇 |
PDF/Aへ変換 | 〇 |
画像への注釈追加 | × |
OCR | 〇 |
「※」はWindows版のみ利用できる機能になります。
PDFの作成/変換、圧縮など、PDFの操作として必要なさまざまな機能が利用可能です。
MRC圧縮機能により、PDFのファイルサイズを最大20分の1に圧縮可能です。
また、付箋/テキストコメントの追加やテキストのハイライト、他の人が作成したコメントに返信して共同作業ができます。
変換機能では、PDFから以下の形式へ変換可能です。
- DOCS
- XLS
- PPTX
- HTML
- TXT
- CSV/ODT
デスクトップ版の操作画面は日本語に対応しています。上記の編集画面はWindows版です。
文書をアップロードすると、上記の編集画面が表示され、テキストの挿入やページ整理などが可能です。
アプリ版では、カメラで撮影したデータや写真データからPDFやTXTを作成/編集することができます。
価格(プラン)や有料版について
FineReader PDFには無料版と有料版があり、無料版はダウンロードから7日間は有料版のすべての機能を利用できます。
有料版のWindows版とMac版は利用できる機能が異なり、以下の表は料金や機能をまとめたものです。
機能 | Windows版 | Mac版 |
---|---|---|
料金 | 9,471円/年 | 6,545円/年 |
PDF編集/整理 | 〇 | × |
入力フォームの挿入 | 〇 | × |
OCR/変換 | 〇 | 〇 |
ダークモード | × | 〇 |
署名 | 〇 | × |
連携カメラへの対応 | × | 〇 |
iPhone用ライセンス | 〇 | 〇 |
Windows版は2プランありますが、ポピュラーな「Standard」プランを例に記載しています。
買い切りではなく、年ごとのサブスクリプションになります。
有料版を購入すると、いずれもアプリ版の有料ライセンスが無料で付属されます。
無料版を使用するには、氏名やメールアドレスでの簡単なアカウント登録が必要です。
クレジットカードなどの登録は不要なので、無料期間終了後に自動的に有料版に移行してしまう心配はありません。
アプリ版の料金は異なり、以下になります。
- 月払い:650円
- 年払い:2,300円
アプリ版では、年払いを選択した場合のみ14日間の無料試用期間があり、試用期間中に解約すると料金は発生しません。
無料ではできないこと
無料版ではダウンロードから7日間はすべての機能を利用できますが、保存/変換可能なページ数が合計100ページまでとなっています。
ダウンロードから7日経過後、有料版を購入しない場合は下記の機能以外は利用できなくなります。
- PDFの表示
- コメントの追加
- 印刷
再ダウンロードは不要で、無料期間終了後もPDFビューアーとして引き続き使用できます。
評価・レビュー
安全性
FineReader PDF公式サイトのプライバシーポリシーには、セキュリティに関して以下の記載があります。
- 個人識別情報への権限のないアクセスなどから保護するよう設計された安全システムを導入している
- CCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)を遵守している
違反すると多額の罰金が課されるなどコンプライアンスリスクが高い「CCPA」に対応していると明記されているため、情報管理の安全性に関しては信頼できます。
ネットユーザーの口コミや評価でも、セキュリティに関する悪い評価や情報の漏洩などの報告はありませんでした。
FineReader PDFはPDFファイルをサイトにアップロードすることなく、ソフトやアプリをインストールしてオフラインでPDFの編集ができます。
そのため、ファイルをアップロードして使用するオンライン版に比べて情報の漏洩リスクは低いといえます。
アプリ版
FineReader PDFのアプリ版は、iOS版のみリリースです。
以下の機能が利用できます。
- スキャンしたデータをPDF/JPEGへ変換
- 写真のテキスト検索
- テキストの抽出
- クラウドストレージへの保存
- 署名/機密コンテンツの削除
無料でも利用できますが、変換は1ファイル/日までとなっています。
iOS
iOS版のアプリはApp Storeからダウンロードできます。
iPadでも利用可能です。
FineReader PDFのダウンロード方法
FineReader PDFのダウンロードやインストールの方法については、以下の記事でご紹介しています。
アンインストール方法についてもご説明していますので、参考にしてください。
FineReader PDFをダウンロード・インストールする方法
FineReader PDFの使い方
問題は解決できましたか?
記事を読んでも問題が解決できなかった場合は、無料でAIに質問することができます。回答の精度は高めなので試してみましょう。
- 質問例1
- PDFを結合する方法を教えて
- 質問例2
- iLovePDFでできることを教えて
コメント
この記事へのコメントをお寄せ下さい。